去る、4月12日金曜日、神戸市中央卸売市場西部市場にて、第5回全畜連銘柄牛枝肉共励会が開催され、盛会裡に終了しました。
この共励会は、日頃より当市場に出荷している生産者の銘柄牛のPRと生産者の肥育技術の向上を目的に開催されました。
前回同様今回も60頭(雌45頭、去勢15頭)で開催し、産地の内訳は、徳島県より13頭、香川県より6頭、岡山県より2頭、福岡県より6頭、長崎県より10頭、熊本県より15頭、宮崎県より8頭と7県よりの出品で行われました。
厳正な審査の結果、最優秀賞に輝いたのは香川銘牛会の高橋充信氏の雌牛(枝肉重量426.2kg、格付A5、BMS12、ロース芯面積76c㎡、バラの厚さ8.1㎝、皮下脂肪の厚さ2.8㎝、歩留基準値76.9%、出荷月齢29ヶ月)で、ロース芯が大きく、特に脂質・脂肪の光沢が優れ、体型も良好な枝肉であり、セリにて2,825円の高値にて㈲ケイミートに落札されました。
また、雌の平均重量448.7㎏、平均単価1,971円、平均売上金額884,454円、去勢の平均重量509.2㎏、平均単価1,909円、平均売上金額972,252円と上物がなかなか売れない相場の弱い時期にもかかわらず、非常によい成績にて終了することができました。これも一重に御購買者と市場関係者の方々の御協力の賜物と紙面をお借りいたしまして深く感謝申し上げます。
【受賞者成績】
賞 |
受賞者 |
性別 |
血 統 |
格付 (BMS) |
枝重 (㎏) |
単価 (円) |
売上金額 (円) |
||
父 |
母の父 |
||||||||
最優秀 |
香川 |
高橋 充信 |
めす |
勝安波 |
安福久 |
A5(12) |
426.2 |
2,825 |
1,264,216 |
優秀 |
徳島 |
花補佐 裕作 |
めす |
秀菊安 |
福之国 |
A5(11) |
435.1 |
2,805 |
1,281,478 |
〃 |
長崎 |
川島 勉 |
めす |
平茂晴 |
百合茂 |
A5(12) |
467.8 |
2,500 |
1,227,975 |
優良 |
香川 |
高橋 充信 |
めす |
忠富士 |
福之国 |
A5(11) |
478.7 |
2,315 |
1,163,600 |
〃 |
徳島 |
花補佐 裕作 |
去勢 |
秀菊安 |
糸北国 |
A5(10) |
503.6 |
2,195 |
1,160,672 |
〃 |
熊本 |
今村 博 |
めす |
北平安 |
平茂勝 |
A5(12) |
421.4 |
2,185 |
966,797 |
60頭平均 |
463.8 |
1,954 |
906,403 |
3月15日に本会主催の共励会が東京都中央卸売市場食肉市場にて開催されました。
出品牛は頭数の多い順に茨城県10頭、宮城県・千葉県各9頭、青森県6頭、福島県・栃木県各5頭、宮崎県・沖縄県各4頭、秋田県3頭、兵庫県・熊本県各2頭、神奈川県1頭の各県から出品されました。運送途中に一頭が事故に遭ってしまい、セリは59頭での上場でおこなわれました。
出品牛の平均生体重量は746㎏で、ボリュームのある肉用牛が揃い、平均枝肉重量が508㎏、平均枝肉歩留が74.2%、格付等級は5等級が26頭、4等級が20頭で上物規格率が78%とすばらしい結果となりました。
審査の結果、最優秀賞に輝いたのは長島勝男氏出品牛(産地:茨城県、生後月齢32ヶ月、出生地:青森県、父:北平安、母の父:第一花国、母の祖父:福安、到着時生体重量826㎏)で肉付き、色、光沢、きめ・締まりの肉質であり、最優秀賞にふさわしい枝肉でした。
次いで優秀賞1席に選ばれたのは、宮城県の川口公司氏、優秀賞2席には同じく茨城県の石崎均氏の各出品牛が選出されました。
本共励会の開催にあたり、東京食肉市場株式会社、関係会社、出品組合、生産者の皆様のご支援・ご協力をいただき、滞り無く終了できましたこと、紙面をお借りいたしましてお礼申し上げます。

最優秀賞枝肉
去る、2月7日木曜日、神戸市中央卸売市場西部市場にて、第65回 香川銘牛会「讃岐牛」共励会が開催され、盛会裡に終了しました。
今回の共励会は、日頃より当市場に出荷している「讃岐牛」のPRと肥育技術の向上を目的に、香川銘牛会より選び抜かれた肉牛24頭(雌20頭、去勢4頭)で行われました。
厳正な審査の結果、最優秀賞に輝いたのは高橋充信氏より出品された雌牛(枝肉重量392kg、格付A5、BMS10、ロース芯面積67c㎡、バラの厚さ8.2㎝、皮下脂肪の厚さ1.6㎝、歩留基準値77.2%、出荷月齢29ヶ月)で肉の光沢、もも抜けが抜群に良く、体型が非常に優れ、非常に張りのいい枝肉であり2,510円の高値にて村上畜産(株)に落札されました。
共励会の成績は、A・B-4等級以上は17頭で70.8%と優秀な枝肉が揃っている、高レベルな共励会でありました。
また、雌の平均重量433.3㎏、平均単価1,955円、平均売上金額847,234円、去勢の平均重量498.7㎏、平均単価1,860円、平均売上金額927,357円と上物がなかなか売れない相場の弱い時期にもかかわらず、非常によい成績にて終了することができました。これも一重に御購買者と市場関係者の方々の御協力の賜物と紙面をお借りいたしまして深く感謝申し上げます。
先月行われました第一部黒毛和種雌牛の部に引き続き、
第52回農林水産祭参加行事である
平成24年度第41回全畜連肉用牛枝肉共進会第二部黒毛和種去勢牛の部が、
11月15日に東京都中央卸売市場食肉市場において開催されました。
今回の共進会は、出品頭数の多い順に茨城県12頭、北海道8頭、
宮城県7頭、宮崎県6頭、青森県・千葉県各5頭、熊本県4頭、
福島県・栃木県各3頭、秋田県・岩手県・沖縄県各2頭、神奈川県1頭の
各道県で生産された合計60頭で競われ、出品者も日頃から優秀な肥育成績を残されている方々です。
最優秀賞に選出されたのは宮城県の川口公司氏の出品で、
枝肉重量541kg、ロース芯面積116cm2、肉質等級A-5、BMS№12で、
単価3,001円の高値で競り落とされました。
優秀賞1席は、茨城県畜連・石崎均氏の出品で、
枝肉重量562kg、ロース芯面積84cm2、肉質等級A-5、BMS№11で、
単価2325円で競り落とされました。
優秀賞2席は、天羽地域肥育牛組合・高梨栄一氏の出品で、
枝肉重量503kg、ロース芯面積77cm2、肉質等級A-5、BMS№11で、
単価2011円で競り落とされました。
相場低迷の中、今共進会では平均売上価格が100万円を上回ることができ、
出品者並びに市場関係者、購買各社のご協力のもと、
盛会裏に終了することが出来ましたこと御礼申し上げます。
【成績一覧はこちら】
“和牛維新!地域で伸ばそう生産力 築こう豊かな食生活”とのテーマのもと、10月25日~29日に長崎県において第10回全国和牛能力共進会が開催されました。
5日間の来場者は48万人余りと、5年前の第9回大会に比べ大幅に増加しました。本共進会は5年に1度の開催で、第1回目の開催から45年の歴史で、回を重ねるごとに規模は拡大しています。今回は全国38道府県から、それぞれの審査区に合計480頭の和牛が出品されました。
なお、去勢肥育牛の部「第9区」において優等賞1席を受賞した宮崎県北諸県郡三股町の福永透氏は、日頃から本会へ肉用牛の出荷並びに飼料を利用いただいております。第9回大会では透氏の父君である福永昇氏が同じく第9区において優等賞1席を受賞されており、親子2代での連続受賞という快挙を成し遂げられました!! 😛

生体審査風景
第52回農林水産祭参加行事である平成24年度第41回全畜連肉用牛枝肉共進会 第一部黒毛和種雌牛の部が、10月5日に東京都中央卸売市場食肉市場において開催されました。
出品者も日頃から優秀な肥育成績を残されている方々で、また、出品牛は、実績のある種雄牛からの産子牛で揃えられており、この共進会への意気込みが窺えるところでありました。しかし、誠に残念ながら今回1頭欠場となってしまいました。
最優秀賞に選出されましたのは出品番号26号牛の㈱神戸井相田牧場の井相田弘幸氏の出品牛でした。生後月齢が29.7ヶ月、到着時体重719kg、枝肉重量は475kg、肉質等級はA-5、BMS№も最高の12であり、最優秀賞となったこの枝肉の特筆すべき点はロース芯、バラの厚さ、カブリやモモに至るまでの充実した肉付きであり、それでいて、肉質も兼ね揃えた枝肉でありました。次に、優秀賞1席には、28号牛の田村畜産の田村淑子氏の出品牛が選出されました。こちらの枝肉はきめ細かく、雌牛らしい枝肉となっておりました。優秀賞2席には19号牛の茨城県畜連の大場和也氏の出品牛が選ばれ、胴づまりでバランスが良く、常陸牛らしい枝肉でありました。
盛会裏に共進会を行うことができたのも偏に出品していただいた農家、関係団体、市場関係者の皆様のご協力の賜物と深く感謝申し上げましてご報告といたします。
去る、9月24日月曜日、神戸市中央卸売市場西部市場にて、第240回神戸ビーフ枝肉共励会が開催され、盛会裡に終了しました。
厳正な審査の結果、最優秀賞に輝いたのは川西 潔氏の去勢牛(枝肉重量377.7kg、格付A5、BMS12、ロース芯面積49c㎡、バラの厚さ6.7㎝、皮下脂肪の厚さ2.2㎝、歩留基準値73.5%、出荷月齢32ヶ月)で、小ザシが隙間なく入っており、モモの抜けもよく、厚み・ハリのあるすばらしい体型の枝肉であり、セリにて3,885円の高値にて帝神畜産㈱に落札されました。
共励会の成績、格付状況は、A・B-4等級以上は73.8%あり、神戸ビーフ(A・B-4等級、BMS№6以上、枝肉重量470㎏以内)率は58.5%と、優秀な成績でありました。
また、雌の平均重量352.6㎏、平均単価2,537円、平均売上金額894,500円、去勢の平均重量393.1㎏、平均単価2,325円、平均売上金額914,195円とよい成績にて終了することができました。これも一重に御購買者と市場関係者の方々の御協力の賜物と紙面をお借りいたしまして深く感謝申し上げます。
去る、9月4日火曜日、神戸市中央卸売市場西部市場にて、第6回 長崎和牛「西海の牛」共励会が開催され、盛会裡に終了しました。
厳正な審査の結果、最優秀賞に輝いたのは川島勉氏より出品された雌牛(枝肉重量477.7kg、格付A5、BMS10、ロース芯面積74c㎡、バラの厚さ7.7㎝、皮下脂肪の厚さ2.9㎝、歩留基準値75.7%、出荷月齢31ヶ月)でロース芯が大きく、肉の光沢、脂質、もも抜けが良く、非常に無駄の少ない歩留の良い枝肉であり3,015円の高値にて(株)山垣畜産に落札されました。
共励会の成績は、A・B-4等級以上は19頭で79.1%と優秀な枝肉が揃った高レベルな共励会でありました。
また、雌の平均重量443.5㎏、平均単価1,984円、平均売上金額880,059円、去勢の平均重量495.8㎏、平均単価1,879円、平均売上金額931,693円の好成績にて、終了しました。
去る、8月27日月曜日、神戸市中央卸売市場西部市場にて、第239回神戸ビーフ枝肉共励会が開催され、盛会裡に終了しました。
厳正な審査の結果、最優秀賞に輝いたのは太田 克典氏の去勢牛(枝肉重量433.6kg、格付A5、BMS12、ロース芯面積74c㎡、バラの厚さ7.4㎝、皮下脂肪の厚さ1.8㎝、歩留基準値77.0%、出荷月齢30ヶ月)で、ロース芯が大きく、小ザシが隙間なく入っており、モモやサーロインの抜けもよく、厚み・ハリのあるすばらしい体型の枝肉であり、セリにて3,800円の高値にて㈲太田家に落札されました。
共励会の成績、格付状況は、A・B-4等級以上66.1%でした。さらに入賞牛には非常に優秀な枝肉が揃っておりました。
また、雌の平均重量356.0㎏、平均単価2,501円、平均売上金額890,497円、去勢の平均重量394.0㎏、平均単価2,355円、平均売上金額927,961円とよい成績にて終了することができました。これも一重に御購買者と市場関係者の方々の御協力の賜物と紙面をお借りいたしまして深く感謝申し上げます。
去る、8月6日月曜日、神戸市中央卸売市場西部市場にて、つがまつ会主催による第84回つがまつ会神戸ビーフ枝肉共励会が開催され、盛会裡に終了しました。
厳正な審査の結果、最優秀賞に輝いたのは太田 克典氏の去勢牛(枝肉重量426.6kg、格付A5、BMS12、ロース芯面積65c㎡、バラの厚さ7.4㎝、皮下脂肪の厚さ2.8㎝、歩留基準値75.0%、出荷月齢32ヶ月)で、ロース芯が大きく、厚み・ハリのあるすばらしい体型の枝肉であり、セリにて3,515円の高値にて㈲太田家に落札されました。
共励会の成績、格付状況は、A・B-4等級以上80.0%と前回同時期に開催された時よりも8%も上昇し、神戸ビーフ率も64.6%と非常に優秀な枝肉が揃っておりました。
また、雌の平均重量366.8㎏、平均単価2,563円、平均売上金額939,997円、去勢の平均重量395.2㎏、平均単価2,351円、平均売上金額929,183円と相場が心配された共励会ではありましたが、よい成績にて終了することができました。これも一重に御購買者と市場関係者の方々の御協力の賜物と紙面をお借りいたしまして深く感謝申し上げます。