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去る7月4日木曜日、神戸市中央卸売市場西部市場にて、第66回 香川銘牛会「讃岐牛」共励会が開催され、盛会裡に終了しました。

今回の共励会は、日頃より当市場に出荷している「讃岐牛」のPRと肥育技術の向上を目的に、香川銘牛会より選び抜かれた肉牛24頭(雌19頭、去勢5頭)で行われました。

厳正な審査の結果、最優秀賞に輝いたのは倉山建造氏より出品された雌牛(枝肉重量393.4kg、格付A5、BMS11、ロース芯面積80c㎡、バラの厚さ7.4㎝、皮下脂肪の厚さ2.0㎝、歩留基準値78.0%、出荷月齢28ヶ月)で肉の光沢、質が抜群に良く、モモ抜け、体型に優れ、非常に張りのいい枝肉であり2,515円の高値にて村上畜産(株)に落札されました。             

共励会の成績は、A・B-4等級以上は19頭で79.1%、A・B-5等級以上は14頭で58.3%と高かったのはもとより、特質すべきは全体の脂質・肉質が非常に良く、購買者の人々に褒めていただくほど優秀な枝肉が揃っている、非常に高レベルな共励会でありました。

また、雌の平均重量439.5㎏、平均単価2,136円、平均売上金額939,050円、去勢の平均重量446.7㎏、平均単価1,857円、平均売上金額829,742円と上物がなかなか売れない時期にもかかわらず、よい成績にて終了することができました。これも一重に御購買者と市場関係者の方々の御協力の賜物と紙面をお借りいたしまして深く感謝申し上げます。

 【入賞牛成績】

受賞者

性別

血  統

格付

(BMS)

枝重

(㎏)

単価

(円)

売上金額

(円)

母の父

最優秀

倉山 建造

めす

北平安

福之国

A5(11)

393.4

2,515

1,038,871

優秀

高橋 充信

めす

安福久

平茂勝

A5(11)

425.6

2,320

1,036,762

荻田 義博

めす

福栄

安平

A5(10)

430.0

2,215

1,000,073

24頭平均

441.0

2,077

916,277

 20130704_0114

本会概要を更新しました。

7月5日に独立行政法人 農畜産業振興機構より平成25年度第1四半期(平成25年4~6月)の養豚経営安定対策事業の養豚補填金の概算払について、平均粗収益が平均生産コストを上回る見込みとなったことから行われないこととなりました。

なお、養豚補填金単価の確定については、8月上旬に公表される予定です。

詳しくは独立行政法人農畜産業振興機構のHPをご覧ください。

7月5日に独立行政法人 農畜産業振興機構より平成25年5月分の肉用牛肥育経営安定特別対策事業(新マルキン事業)の肥育牛補てん金単価が発表されました。

肉専用種    ―   円

交雑種      33,900円

乳用種      56,000円

※肉専用種については、地域算定県(広島県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、鹿児島県)を除く。

詳しくは独立行政法人農畜産業振興機構HPをご覧ください。

去る6月17日、神戸市中央卸売市場西部市場にて、本会主催の第1回神戸ビーフ枝肉雌共励会が開催されました。

今回の共励会は、兵庫県産但馬牛の雌牛だけに限定し、生産者の方々に厳選していただいた40頭にて競いあいました。

今回の審査には「雌らしさ」という点も評価に入れていただき、審査員の厳正な審査の結果、最優秀賞に輝いたのは、太田克典氏の出品牛(父:丸宮土井、母の父:福芳土井、母の祖父:照長土井)で、出荷月齢は34ヶ月、格付はA5、BMS№11(枝肉重量364.2㎏、ロース芯面積61㎠、バラの厚さ7.2㎝、皮下脂肪の厚さ1.9㎝、BCS№3、歩留基準値75.8%)で、但馬牛らしい小ザシで、体型が抜群に良い枝肉であり、セリにて4,010円の高値にて、㈲太田家に落札されました。     

共励会の成績、格付状況は、A・B-4等級以上は77.5%あり、神戸ビーフ(A・B-4等級、BMS№6以上、枝肉重量470㎏以内)率は65.0%と、非常に優秀な成績であり、平均重量366.9㎏、平均単価2,707円、平均売上金額993,373円の好成績にて、終了しました。

 神戸ビーフの雌のみの共励会という初の試みでありましたが、御購買者と市場関係者の方々の御協力により盛会裏に終了することができましたこと紙面をお借りいたしまして深く感謝申し上げます。         

 【入賞牛成績】

受賞者

血  統

格付

(BMS)

枝重

(㎏)

単価

(円)

売上金額

(円)

母の父

最優秀

太田 克典

丸宮土井

福芳土井

A5(11)

364.2

4,010

1,533,464

優秀

東良 旭殷

丸宮土井

菊俊土井

A5(9)

357.3

3,925

1,472,522

上田 伸也

菊俊土井

福広土井

A5(11)

432.6

3,510

1,594,347

谷口 隆博

丸福土井

福広土井

A5(11)

311.0

3,100

1,012,305

40頭平均

366.9

2,707

993,373

          最優秀賞 太田

6月7日に独立行政法人 農畜産業振興機構より平成25年4月分の肉用牛肥育経営安定特別対策事業(新マルキン事業)の肥育牛補てん金単価が発表されました。

肉専用種    ―   円

交雑種      38,700円

乳用種      63,900円

※肉専用種については、地域算定県(広島県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、鹿児島県)を除く。

詳しくは独立行政法人農畜産業振興機構HPをご覧ください。

 フランス・パリで開催中の国際獣疫事務局(OIE)総会(現地5月28日)において、我が国を「無視できるBSEリスク」に認定することが決定したことについて、5月29日に農林水産省よりプレスリリースが公開されました。

 OIEのBSEステータス認定については、(1)無視できるリスク、(2)管理されたリスク、(3)不明なリスクに分類されており、日本は平成21年5月に(2)管理されたリスクの国に認定されているところです。

 「無視できるBSEリスク」ステータスに認定されるメリットとして、我が国のBSE対策の妥当性・有効性について、国際的な検証に基づく評価が得られることから、輸出先として有望な国との検疫協議の促進に資することが期待されます。

詳しくは農林水産省のHPをご覧ください。

去る5月13日、神戸市中央卸売市場西部市場にて、本会主催の第247回神戸ビーフ枝肉共励会が開催され盛会裡に終了しました。

今回の共励会は、兵庫県産但馬牛の肥育生産者より、選びぬかれた出品頭数65頭(雌13頭・去勢52頭)にて競いあいました。

審査員の厳正な審査の結果、最優秀賞に輝いたのは、中西仁氏出品の去勢牛(父:丸宮土井、母の父:菊俊土井、母の祖父:照長土井)で、出荷月齢は32ヶ月、格付はA5、BMS№12(枝肉重量392.0㎏、ロース芯面積48㎠、バラの厚さ6.5㎝、皮下脂肪の厚さ1.7㎝、BCS№3、歩留基準値73.6%)で、但馬牛らしい小ザシで、肉のテリ、脂質が抜群に良く、セリにて5,330円の高値にて、帝神畜産㈱に落札されました。

共励会の成績、格付状況は、A・B-4等級以上は81.5%あり、神戸ビーフ(A・B-4等級、BMS№6以上、枝肉重量470㎏以内)率は70.8%と、非常に優秀な成績でありました。

また、雌の平均重量363.2㎏、平均単価2,630円、平均売上金額955,125円、去勢の平均重量402.9㎏、平均単価2,691円、平均売上金額1,084,296円の好成績にて、終了しました。これも一重に御購買者と市場関係者の方々の御協力の賜物と紙面をお借りいたしまして深く感謝申し上げます。

 

【入賞牛成績】

受賞者

性別

血  統

格付

(BMS)

枝重

(㎏)

単価

(円)

売上金額

(円)

母の父

最優秀

中西  仁

去勢

丸宮土井

菊俊土井

A5(12)

392.0

5,330

2,193,828

優秀

木村 祥幸

去勢

福芳土井

菊俊土井

A5(12)

432.6

3,315

1,505,772

太田 克典

去勢

芳山土井

照長土井

A5(10)

388.0

3,305

1,346,457

65頭平均

395.0

2,680

1,058,462

 最優秀賞

牛肉の消費拡大の一環として世界に誇る日本の和牛を広く海外へ普及啓蒙と流通販売を確立するため、過年度に続き平成24年度も和牛輸出に取り組みました。平成24年度の輸出対象国は平成21、23年度に農林水産省の承認を受け、実施したシンガポール向け都城和牛の輸出促進を継続するとともに、本年度は新たに農山漁村6次産業化対策事業「輸出拡大サポート事業」の助成を受け、神戸ビーフのマカオ輸出に取り組みました。平成24年度の和牛肉輸出の活動内容及び実績をご報告いたします。 

【活動内容】

海外販売促進活動

(1)目的

加古川食肉センター(兵庫県)が厚生労働省の対マカオ輸出牛肉取扱施設の認定を受け、神戸ビーフの輸出可能となったことから、海外において試食説明会を開催し、神戸ビーフの品質、おいしさとともに日本式のメニューや調理法を紹介、また、日本の和牛の安全性等をPRし、現地の方々への認知度の拡大・輸出促進に努める。

(2)対象国:マカオ(中華人民共和国澳門特別行政区)

(3)実施時期:平成25年2月28日~3月3日

(4)内容

 マカオは東京都世田谷区の約半分の面積(29.7㎢)ととてもコンパクトな都市であり、1887年からポルトガルの統治下で、1999年に中国に返還されました。そのため、中国とポルトガルの文化が混在した独特な都市で22の歴史的建造物と8か所広場が「マカオ歴史市街地区」として世界文化遺産に登録されています。また、カジノが非常に多く、今やラスベガスを抜き、世界一のカジノタウンとなっているため、世界中から年間2,500万人の観光客がマカオへ押し寄せる世界有数の観光都市となっています。現在世界中でブームとなっている日本食はマカオでも例外ではなく、日本食レストランも多くの高級ホテルに点在しています。和牛の人気も高く、特に海外で知名度の高い神戸ビーフは人気が高く、輸出が期待されてきました。兵庫県内の牛がマカオへ輸出可能になった事を受け、現地レストランのオーナーやシェフへ試食説明会を実施しました。

試食説明会では、神戸ビーフ生産者の代表として、中西牧場 中西義德氏より神戸ビーフの定義や歴史、肥育方法と技術、おいしさの秘密について講演いただきました。中西氏からは「我々の輸出する神戸ビーフは安全安心、おいしさ、美しさを重視して日頃より牛の肥育に取り組んでいます。安全が第一とは、農薬や遺伝子組み換え食物の飼料原料など将来的に不透明な部分など目に見えない部分まで管理を徹底し、神戸ビーフを末長く未来に受け継いで行くように努力しています。おいしさについては、但馬の血統を維持した事による賜物と、出荷する牛が安定した味を維持することに努めている事によるものです。美しさとは、つまりマーブリング(BMS)です。輸出する牛肉はBMS№10~12の最もグレードの高い牛を輸出用として選別しています。」と関係者の方々へ神戸ビーフにかける熱い思いを語られました。神戸ビーフの紹介後、試食会を実施しました。試食は日本で神戸ビーフを提供しているレストランのシェフにご協力いただき、海外へほとんど輸出されていないモモを中心とした新たな部位を提案するとともに、日本のレストランで提供されるメニューの提案や調理法の指導を行いました。試食のメニューは、握り寿司、握り寿司(炙り)、焼びたし、肉ソーメン、すき焼きロール、にこごりなど現地シェフにあまり馴染みのないメニューを提案し、関係者からも高い関心を示していただきました。試食した際も現地の方々はとてもおいしいと好印象でした。また、味はもちろんのこと、盛り付けの美しさにも驚嘆しており、肉とともにメニューや調理法を併せて提案したことで、今後は様々な部位も含めた輸出が期待できる結果となり、平成24年度(24年8月~25年3月)は神戸ビーフをマカオへ約1,530㎏輸出することができました。

 

5月8日に独立行政法人 農畜産業振興機構より平成24年度第4四半期の養豚経営安定対策事業の養豚補填金単価が発表されました。

平成24年度第4四半期(1~3月分)
1頭当たり4,250円

詳しくは独立行政法人農畜産業振興機構のHPをご覧ください。