平成26年度(第53回)農林水産祭天皇杯の畜産部門として茨城県畜連会員生産者であります茨城県常総市の佐藤宏弥さん・博子さんご夫婦が栄えある賞を受賞され、11月23日に明治神宮での式典で表彰されました。
畜産部門での天皇杯受賞は茨城県としても初めての事で、橋本県知事に招かれ佐藤さんご夫妻が表敬訪問を致しました。
【経営概況】
茨城県常総市で、ドリームファームの屋号で和牛繁殖一貫経営を営んでおります。労働力は佐藤宏弥さん・博子さんご夫妻と長男治彦さんご夫妻の4人の家族経営です。佐藤さんが粗飼料作付、肥培管理、放牧管理等を担当し、長男が飼養管理全般、種付けを担当し、お嫁さんが繁殖管理と哺育を担当し、奥様がそれぞれを補う形をとっています。
飼養頭数は、繁殖牛78頭、肥育牛が160頭で、繁殖牛は稲WCSなど自給飼料中心に飼養し、妊娠確認した繁殖牛は周年放牧し、牛舎のキャパシティを超える頭数を飼養することが可能で、肥育牛の稲ワラは地域の耕種農家の水田40haから収集しています。一部飼料米のワラも昨年から契約しています。水田を有効活用し、家族経営でも余裕のある規模で、十分な所得を得ることがドリームファームの経営の特徴です。
【受賞理由】
(1)耕畜連携による飼料自給率の向上 (2)繁殖技術向上とその飼養管理方法 (3)高い肥育技術
以上佐藤さんの受賞に至る経緯をご紹介いたしましたが、ここに至るまではご家族の方々の並々ならぬご苦労・ご努力の賜物です。今後益々のご発展をご祈念しまして、栄えある受賞に御祝い申し上げます。
(事業部)
(天皇杯を受賞された佐藤宏弥・博子ご夫妻)
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