10月に行われました第一部黒毛和種雌牛の部に引き続き、第54回農林水産祭参加行事である平成26年度第43回全畜連肉用牛枝肉共進会第二部黒毛和種去勢牛の部が、11月14日に東京都中央卸売市場食肉市場において開催されました。
今回の共進会は、出品頭数の多い順に茨城県13頭、北海道8頭、宮城県・宮崎各7頭、青森県5頭、千葉県4頭、福島県・栃木県・熊本県3頭、秋田県・岩手県・沖縄県各2頭、神奈川県1頭の各道県で生産された60頭が出揃い、出品者も日頃から優秀な肥育成績を残されている方々です。
11月14日に上場された出品牛の枝肉は、平均重量が539.3㎏、枝肉歩留まり74.3%と十分に肥育が進み、仕上げ状態の良い枝肉が揃っており、格付結果においては5等級が28頭、4等級が24頭と、4・5率が86.7%と全国的な共進会としては優秀な成績でした。
7名の審査委員による最終審査で最優秀賞に選出されたのは、茨城県・茨城県畜連の石崎均氏の出品牛で、生後月齢が29.7ヶ月、到着時体重808kg、枝肉重量は553kg、肉質等級はA-5、BMS№12で、肉付き・肉質とも優れ、ロースの張り、キメ、肉色、光沢が良く、バラ・カブリ・広背筋に満遍なくサシが入り、無駄のない枝肉で、最優秀賞に相応しい出品牛でありました。
(最優秀賞受賞枝肉〈石崎均氏〉)
優秀賞2点のうち、優秀賞1席には茨城県の吉成邦雄氏の出品牛に決定致しました。肉付きバランス、肉色も良く、全体に満遍なくサシの入った枝肉でした。また、優秀賞2席には宮崎県の大盛聖謨(としあき)氏の出品牛で、ロースの張りに富み、ボリュームのある枝肉で脂質の良い枝肉でした。
また、共進会前日には、研修会として「畜産経営の法人化について」の演題のもと小林昌孝税理士事務所:小林昌孝税理士にご講演いただきました。内容としては、個人事業から会社組織の事業への移行の方法と、法人化におけるメリット・デメリットについてお話いただきました。質疑応答の時間では生産者、会員組合等々から活発に質問が飛び交い、大変実りある講演会となりました。
(小林昌孝税理士事務所:小林昌孝先生)
研修会、共進会ともに、関係各位のご協力の下、盛会裏に終了することができましたことお礼申し上げます。 (事業部)
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