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58回農林水産祭参加行事である平成30年度第47回全畜連肉用牛枝肉共進会 第一部黒毛和種雌牛の部を、1015日に東京都中央卸売市場食肉市場において開催いたしました。

全国各地の会員等から申し込みのあった200頭の候補牛から40頭を選抜して行われました。産地の内訳は、出品頭数の多い順に北海道から8頭、岩手県、宮城県、茨城県、鹿児島県からそれぞれ5頭、青森県から4頭、栃木県から3頭、沖縄県から2頭、秋田県、熊本県、宮崎県からそれぞれ1頭でした。北は北海道から南は沖縄県まで全国各地からの出品牛が揃い、より一層盛り上がる共進会となりました。出品者も日頃から優秀な肥育成績を残されている方々で、また、出品牛は、実績のある種雄牛からの産子牛で揃えられており、この共進会への意気込みが窺えました。1011日の搬入時における平均測定結果は月齢が30.2ヶ月齢、到着時体重は699kgと、全体的に肉付きの良い肉牛が揃っていました。

1015日に上場された出品牛の枝肉は、平均枝肉重量は470㎏、枝肉歩留りが67.2%と充分に肥育が進み、仕上げ状態が良く、格付結果においては5等級が28頭、4等級が10頭で、45率が95%と、全国規模の共進会として非常にすばらしい成績となりました。

枝肉の審査は、(一社)全国肉用牛振興基金協会及び(公社)日本食肉格付協会、東京食肉市場()、買参者2社を含めた7名の審査委員による最優秀賞候補牛選定において入賞牛の選定を行いました。その結果、最優秀賞に選出されましたのは、出品番号39号、北海道の畑端博志氏の出品牛で、生後月齢が29.8ヶ月、到着時体重652㎏、枝肉重量452㎏、ロース芯面積872、肉質等級A5、BMS12で、小ザシでモモ抜けも良くきめこまやかで、肉色、脂質、光沢も優れており、ムダ脂が無く、雌牛の特徴をいかんなく発揮された最優秀賞に相応しい出品牛として選出されました。

第一部の共進会を”乳用種去勢牛“から”黒毛和種雌牛“に変更してことしで8回目の開催となりました。

今回も予想を上回る成績結果となり、農林水産祭事業に相応しい共進会が開催されました。

会員・出荷者をはじめ関係者皆様方のご支援・ご協力に改めて感謝申し上げまして、ご報告といたします。畑端博志氏出品 最優秀賞

受賞者 母の父 規格 BMS 枝重 単価 売上金額
最優秀 畑端 博志 美津照重 百合茂 A5 12 452 4,100 1,853,200
優秀賞1席 (株)日高見牧場 美津百合 安福久 A5 12 435 3,143 1,367,205
優秀賞2席 (有)徳重和牛

人工授精所

凛斗福 百合茂 A5 12 552 3,066 1,692,432
優良賞1席 (有)金子ファーム 北乃大福 安福久 A5 12 500 3,003 1,501,500
優良 伊東 恭一 幸紀雄 安福久 A5 12 550 2,612 1,436,600
40頭平均 470 2,637 1,239,390

 

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