去る3月10日に東京都中央卸売市場食肉市場に於いて令和4年度第36回全畜連肉用牛枝肉共励会が開催されました。今回の共励会は、各県の出品頭数の多い地域から、宮城県25頭、千葉県18頭、北海道17頭、茨城県12頭、栃木県10頭、青森県9頭、鹿児島県6頭、秋田県・宮崎県・沖縄県各4頭、岩手県・福島県・島根県各3頭、佐賀県・熊本県各1頭の各道県で生産された120頭でした。出品者も日頃から優秀な肥育成績を残されている方々です。
3月10日に上場された出品牛の枝肉は、平均重量が560㎏と十分に肥育が進み、仕上げ状態の良い枝肉が揃っておりました。格付結果においても上物率96.7%(5等級99頭、4等級17頭)、平均BMSNo.10であり、全国的な共進会に相応しい非常にハイレベルな共励会となりました。
6名の審査委員による最終審査で最優秀賞に選出されたのは、栃木県の株式会社神田グランドファームの出品牛で、生後月齢が29.7ヶ月、枝肉重量は558kg、肉質等級はA5、BMBNo.12、ロース芯面積101㎠、バラの厚さ10.4㎝、皮下脂肪の厚さ2.1㎝、歩留基準値80.6%で、ロース・バラ・僧帽筋・広背筋に張りがあり肉質・脂質に優れ、小ザシでモモ抜けの良いバランスのとれた最優秀賞に相応しい出品牛で株式会社コシヅカに落札されました。出品牛の成績は、平均単価2,425円、平均売上金額1,358,663円という好成績でした。今回ご出荷頂きました会員の皆様を始め関係各位のご協力を賜わり、盛会裏に終了することができました。心よりお礼申し上げます。
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