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第59回農林水産祭参加行事である令和元年度第48回全畜連肉用牛枝肉共進会第一部黒毛和種雌牛の部を10月15日に東京都中央卸売市場食肉市場において開催いたしました。

昨年度から5頭の増頭となり、全国各地の会員等から申し込みのあった225頭の候補牛から45頭を選抜して行われました。産地の内訳は、出品頭数の多い順に北海道から13頭、宮城県から5頭、福島県、鹿児島県からそれぞれ4頭、栃木県、青森県、岩手県、茨城県からそれぞれ3頭、沖縄県、宮崎県から2頭、島根県、群馬県、熊本県からそれぞれ1頭と北は北海道から南は沖縄県まで全国各地からの出品牛が揃い、より一層盛り上がる共進会となりました。出品者も日頃から優秀な肥育成績をあげられている方々で、また、出品牛は、実績のある種雄牛からの産子牛で揃えられており、この共進会への意気込みが窺えました。

生体の搬入時における平均測定結果は月齢が31.0ヶ月齢、到着時体重は702kgと、全体的に肉付きの良い肉牛が揃っておりました。

平均枝肉重量は471㎏、枝肉歩留りが67.2%と充分に肥育が進み、仕上げ状態も良く、格付結果においても5等級が33頭、4等級が12頭で、4・5率が100%と全国規模の共進会として非常にすばらしい成績となりました。

枝肉の審査は、(一社)全国肉用牛振興基金協会及び(公社)日本食肉格付協会、東京食肉市場(株)、買参者2社を含めた7名の審査委員で入賞牛の選定を行いました。その結果、最優秀賞に選出されましたのは、青森県の(有)金子ファームの出品牛で、生後月齢が33.7ヶ月、到着時体重760㎏、枝肉重量506㎏、ロース芯面積72㎠、肉質等級A5、BMS№12で、小ザシでモモ抜けも良くキメ細やかで、肉色、脂質、光沢も優れており、脂肪の付着も良く、雌牛の特徴を如何なく発揮された最優秀賞に相応しい出品牛として選出されました。

第一部の共進会は乳用種去勢牛から黒毛和種雌牛に変更して今年で9回目の開催となりました。今回も予想を上回る成績結果となり、農林水産祭事業に相応しい共進会が開催されました。

会員・出荷者をはじめ関係者皆様方のご支援・ご協力に改めて感謝申し上げまして、ご報告といたします。

受賞者
出品県
母の父
規格
BMS
枝肉重量
単価
枝肉金額
最優秀賞
(有)金子ファーム
青森
美津照重
美国桜
A5
12
506.0
4,067
2,057,902
優秀賞1席
佐藤 宏弥
茨城
第1花藤
菊福秀
A5
12
440.0
3,215
1,414,600
優秀賞2席
(株)日高見牧場
宮城
美津百合
安福久
A5
11
433.0
3,136
1,357,888
優良賞1席
(株)茨畜連PF  鉾田牧場
茨城
幸紀雄
安福久
A5
11
495.0
2,846
1,408,770
優良賞
(株)田村畜産
鳥取
美国桜
百合茂
A5
11
455.0
3,504
1,594,320
45頭平均
465.8
3,363
1,566,696

 

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